第9回関西核多体セミナー

Name: 第9回関西核多体セミナー
Start: 2025-07-04T15:30:00+09:00
End: 2025-07-04T17:30:00+09:00
Location: No location set

Friday 4 Jul 2025, 15:30 → 17:30 Asia/Tokyo

Description

第9回関西核多体セミナーのお知らせ

日時 2025年7月4日(金) 15:30
場所大阪公立大学文化交流センター・ホール

             〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目2-2-600
           大阪駅前第2ビル6階
             https://www.omu.ac.jp/bunkakouryu-center/

講演者 Kimiko Sekiguchi (Kyoto Univ./RIKEN)
題目　Few-nucleon scattering and three-nucleon forces, and beyond
概要　The JST-ERATO Sekiguchi Three-Nucleon Forces (TOMOE Project) is currently on going. This project aims to determine three-nucleon forces based on the chiral effective field theory using high-precision few-nucleon scattering experiments. Establishing a quantum many-body calculation to describe nuclear properties with high predictive power is within the scope. In the seminar, I will give an experimental study of three-nucleon forces with the overview of the TOMOE project. I would like to take this opportunity to discuss the roles of three-nucleon forces in nuclei, as well as the physics that would be developed beyond.

「関西核多体セミナー」とは

原子の内部に小さく存在する原子核は、陽子や中性子と総称される核子からなる多体系である。この核子の多体系である原子核の構造を明らかにすることが、核子多体の物理学である。核子多体の物理学は、それ自体が量子力学的な重要性を持つと同時に、「我々の身の回りに存在する元素が、宇宙のどのような環境において作られたのか」と言った根源的な問題とも密接に関連している。核子多体系である原子核は、最近ではがん治療などの応用面でも注目を集めている。

本「関西核多体セミナー」は、大阪公立大、京都大、大阪大などの関西地区の大学において第一線で活躍する当該分野の理論の研究者が中心となり、企画するものである。毎回セミナー形式で研究成果の発表を行い、その後、十分な時間を自由な意見交換にあて、インフォーマルな議論を活発に行うことで、当該研究分野の活性化と将来の展望を切り拓くことを目的とするものである。

具体的に議論すべき物理学の内容としては、現在稼働中の理化学研究所・RIBFや大阪大RCNPなどの国内の加速器実験施設や国外の実験施設から提供される、不安定核・超重核・高励起状態・高スピン状態などのエキゾチックな原子核に関する数多く問題に対して、理論面からいかに迫っていくべきか、などが挙げられる。

過去の開催

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