NITEP・数理・素粒子合同セミナー

Matrix-valued higher spin holography

Asia/Tokyo
Description

日時 : 2019年11月26日(火) 16:30~
場所 : F205(理学部F棟 第4講義室)
題目 : Matrix-valued higher spin holography
講演者 :疋田 泰章 氏 (京大基研)

高階スピン重力は超弦理論の高エネルギー極限の記述に有用であると期待されている。ところが、典型的な高階スピン重力には各スピンに一種類しかゲージ場がなく、超弦理論の膨大な高階スピン状態を説明するには全く自由度が足りない。ラージNのヤンミルズ理論が弦の状態数を説明できるように、高階スピン重力を行列化することが有用とされている。ここでは、3次元の行列化された高階スピン重力を用いたAdS/CFT対応の提案を行う。さらに、対称性の対応の検証を量子重力の効果も含んだ形で行う。