タイトル: 重力波で探る宇宙
講 師:関口雄一郎 氏(東邦大学理学部 准教授)
日 時:12月15日(火曜日) 15:30−17:00
形 態:遠隔会議(zoomを使用。接続情報は下記)
概 要:
“We did it ! ” 2015年9月、米国の advanced LIGO がブラックホール合体からの重力波を検出した。アインシュタインからの宿題がついに解かれた瞬間であった。その2年後の2017年8月には、中性子星の合体が重力波および電磁波で観測され、「重力波天文学」の時代が切り拓かれた。
重力波の直接検出の最大の意義は、我々が宇宙を探る新たな手段を手にしたことである。ブラックホールの極近傍領域、地上実験では達しえない高密度状態にある中性子星の内部、そして宇宙の始まり。いずれも電磁波による観測が困難な極限領域である。本講演では、重力波および電磁波の観測がもたらしたこれらに関する主要な成果と、将来への展望について紹介する。
zoomでの開催です。興味のある方は、kanda_AT_sci.osaka-cu.ac.jp までご連絡ください。